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2014/07/13

家庭用ミシンで工業用ミシン糸を使うには

唐突だが、私はエッフェル塔が好きである。また、それを模して作ったと言われる東京タワーも甲乙つけがたいくらいの存在だ。東京タワーは赤いと言う点でエッフェル塔にも負けていないと思っている。
石造りの建物と歴史が作り出す、くすんだパリの風景にはエッフェル塔の色がよく似合う。一方、東京は新しいものがどんどん建てられて、蛍光色が目立つ明るい街。煌びやかな光の洪水の中では、赤色がいい。日の丸、サンライズの国には赤しかない。

東京タワーは好きなので何度か行っているが、電球付のプラモデルを買って作ってみたり、小さなプラスチックの置物も買い、東京タワー型のペットボトルの水も手に入れ、東京タワーのガムテープまで買う始末。

エッフェル塔はパリに行った時、何度か下までは行ったのだが、まだ上った事がない。ただし、エッフェル塔が好きだと言ったら、人からこんな小さな置物をもらった。


電車の中で売りに来るピンバッチも、普通の人は買わないものだが思わず買った。そして最近、近所の100円ショップでエッフェル塔型のピンを見つけた。
パリにあるデパートの香水屋で、エッフェル塔型の瓶に入った香水をお土産に買った事があったが、その瓶ともあまり変わらないものが、100円で売っている。
これもしかしたら、あれに使えるのではと、本来の製造意図とは別の目的でそのエッフェル塔の瓶を購入。

その目的とは工業用糸駒の糸立てなのでした。

ソーイングをしていると、糸代も馬鹿にならないくらいになってきます。小物やバッグ作り、補修をしているくらいならまだしも、パンツやシャツなど服をつくるようになると、けっこう糸も必要になってきます。失敗なんかすると尚更、糸がどんどんなくなります。

もうちょっとで終わりなのに、”あー、もう糸が殆ど残っていない。” この色の糸もう持ってなかったよなーなんてなると、作業が先送りになったりします。

自分の場合、最も良く使うのが生成り。白はあんまり好きではないので、薄い色の場合は殆どが生成りの糸で済ませます。
大手手芸店で3000m巻の60号スパン糸が400円くらいで売っているのをたまたま発見。これかなり安いなーと思い迷わず購入。

職業用ミシンであれば、糸立てに工業用糸を想定した糸駒ホルダーと糸案内があるので問題なく使えるが、家庭用ミシンで使いたい場合、ミシンの後ろに置く糸立てが必要になります。
市販で1000円~2000円くらいで売っています。こんな感じ

見てみるとそんな複雑なつくりでないし、なんか代わりになるものがないかと考えてしまいました。
糸駒をたてられて上方に糸を通す所があればいい感じなので、糸立てにエッフェル塔瓶が使えるのではと思ったのです。

早速買ってきたエッフェル瓶に、糸駒をさしてみるとピッタリして安定している。
ただし、ミシンの背面にクリップをつけてその穴を通したものの、うまく糸が抜けていかない。
家庭用ミシンの上面あたりでは、まだ高さが足りないのか、糸駒から斜めに糸を抜く形になり、引っかかったり、糸立てのエッフェルさんが倒れそうになったり、ちゃんと糸が抜けていかないようでした。

工業用糸駒は、真上に近い高い場所を通して引っ張る形でないと、糸が抜けていかないのです。
だから、職業用やロックミシンは上に糸案内棒を伸ばし、そこを通して糸が抜けるようになっています。
ちなみに職業用ミシン・シュプールは、糸駒一番上から糸案内の穴までの高さは18cmです。糸駒をたてて、上部からこれくらい空間があれば、糸が抜けていくということです。


高い位置に糸案内の穴を設けるにはどうしたものかと、思案を巡らせる。
そこでエッフェル塔の瓶には穴が開いているので、長い菜箸を入れる事を思いつく。
エッフェル塔の中心に箸を入れ、クリップで上に糸案内の穴を作り、糸駒を注してやってみたのですが、ツルを巻く植物みたいに、箸の周りを糸がぐるぐる回ってのぼっていくため、これではダメだとわかる。

そこで東京タワーの登場である。
東京タワーに糸駒を立てて、その横にエッフェル塔瓶と箸で作った糸案内棒。こうすると、なんと、スルスルと問題なく糸が抜けていく。
これで家庭用ミシンでも問題なく、工業用の糸を使えるようになりました。

その後、色々と試してみると、エッフェル瓶に糸駒をさすだけでも、真上に近い場所に糸案内の穴があれば、箸を立てなくても間に合う事を発見。クリップなどを使ってやった例をいくつか見せるとこんな感じ。

リッカーRCM-1230  持ち手レバーの後ろに糸案内の穴があります。ここを通します。通常の糸立ての下に糸駒を設置、糸立てにはわせるようにして穴に通す。


リッカーベルニナ160  適切な場所に通すべき穴がないので、横になったスプールピンにクリップをとめて、その下に糸駒を置く。

エレクトロラックス990 よくある背面垂直糸立ての場合。

ハスクバーナエメラルド183 上糸が蓋の中にあるものは、蓋をあけて蓋の端にクリップをする。


これらのやり方では、それ程高くない場所でも問題なく抜けていきました。糸案内の穴は、高さより真上に近い位置にある事が大事なようです。

頻繁に工業用糸を使うようになったら、市販の糸立てを買うかもしれませんが、当面はエッフェル塔の即席糸立てで、代用しようと思っています。
工夫をすれば今あるもので何とかなるものです。

2014/06/12

針板の定規とステッチガイド

最近、立て続けに縫い代1cmのものを縫ったおかげで、針板のステッチガイドを以前にも増して意識するようになりました。

それまでは、リッカーベルニナRCM-1230を最もよく使っていたのですが、1230の針板にはラインが入っていますが、数字は入っていません。

一方、同じベルニナでもビルティオーゾ160やアクティバ130の針板には10、20などの数字が入っています。10、20は針を中基線にした場合に針から1cm、2cmという事です。
これをメインで使ってみると、本当にこのラインに数字が入っているのは親切だなと感じました。

JUKI SPUR25SPにはさらに細かく、5,7,10などと入っています。
たまに端から0.1、0.2などもありますが、多くは端から0.5や1cmの場所を縫う事が多いので、これを意識するとよりまっすぐに縫えるようになってきます。

初心者のころは縫うのに必死で、そこまで目がいかない事もあり、縫う場所に線を引いてそれに沿って縫って行く方が確実ですが、慣れてくると針板のラインに裁ち端を合わせて縫うと1cmの縫い代で綺麗に縫えます。
0.1や0.2も感覚的に押えのこの辺を端に合わせてというように、それぞれのミシンの特徴に慣れれば使いこなせるようになってきます。

またこのライン以外にもまっすぐ縫う工夫としては、ステッチガイドのマグネットがあります。

職業用ミシンの押えセットみたいなのを買った時についていたものですが、これもいいにはいいのですが、カーブなどを縫う際には使いこなすのにややテクニックが要ります。
だから自分は直線時はたまにマグネットを使いますが、カーブを伴う時には針板のガイドを見ながら縫う方がやりやすいです。

職業用や工業用のハイシャンクの押えには、段付き押えというのがメジャーな存在で、この2段になった押えを使えば、ガイドの代わりとなり、マグネットよりも細かい2㎜などの幅で縫えるようになっています。段付き押えは、右左それぞれ1㎜、2.5㎜、10㎜など多くの種類が販売されているようです。
段付き押え、左右
家庭用の場合、こういうステッチガイド・ステッチ定規は、各メーカー形は違うものの大体のものは取り付けられるようになっているので、これを使うのも手です。このガイドに沿わせて縫っていけば綺麗に縫えます。
ちなみにベルニナのものはこんな感じです。

なお、以前書いたベルニナの押えアダプターを付けた場合やBERNINA130と160に付いていたスナップオンタイプの押えではこのステッチ定規を入れる穴がないので、使う事が出来ません。

2014/05/29

ベルニナ・サイドカッター

とても珍しいものを、某オークションでみつけて購入してしまいました。
それがこちら

ベルニナのサイドカッターです。かがり縫いしながら布を切ってくれる、ロックミシンの代わりになるようなものです。こちらは旧型(ホリデーヌなど)用です。

ジャノメや他のメーカーのサイドカッターについて初心者が質問しようものなら、集中砲火のように、あれは役にたたない、無用の長物、お金の無駄。全然ダメ。もう見ていて悲しくなる時があります。
さらに、ルビーロックなるものも同様にその性能に疑問符がついているもののようです。

そんな家庭用ミシンのサイドカッターですが、ベルニナさんにもございます。それがこのCut'n Sew。こちらはちゃんとアタッチメントカタログにも載っています。専用押えはNo.90

使った感想としては、切れます。ちゃんと切ってくれます。デニムでも。


オーバーロック縫いを選択すればそれなりの形になります。でも、人に勧めるかと言われればわかりません。なぜならロックミシンに比べてこの縫い方をすると時間がかかり、布送りが遅いからです。そして、新品で買うと高い。

1000円~2000円で手に入る国内メーカーのサイドカッターなら遊びで買ってみてもいいとは思います。
やる気や経験のある人はそもそもこれではなくロックを欲しいと思うでしょうし、サイドカッターを欲しいという人のソーイングでは、まあそこそこの働きをしそうだし、使い物にならなくてもそれくらいのお金ならそれほど口惜しくはないでしょう。

ベルニナちゃんのサイドカッターを買うとしてお勧めできるのは、ロックミシンを置く場所がないか、ミシン1台ですべてを行いたい場合だけです。布を切ると言う点ではこのサイドカッターは十分機能してくれます。
ただし、置く場所がある場合は3本糸のロックミシンを2万円台で見つけた方がいいです。

私はこのベルニナのサイドカッターが好きです。アタッチメントを付けて一台で何でもできるのが好きだからです。



2014/05/28

ベルニナホリデーヌ・純正ボビンケースでないといけないのか?

予想もしていませんでしたが、購入した1090にはベルニナ純正ボビンケースがついていませんでした。代わりについていたのが、11.5㎜用の家庭用垂直釜ミシンのボビンケース。普通の手芸屋さんでも買えるものです。さらにボビンはプラスチック。
ベルニナ純正ボビンは厚さ10.5mm位とやや薄く、ボビンケースもそれ用に設計されています。
左が普通の垂直釜、右がベルニナ純正
ベルニナは純正ボビンでないとうまく縫えない、さらに純正ボビンケースは購入すると高いと知っていたので、この時はあーやっぱり安いのには理由があったかと思いました。
ただし、実際に縫ってみると縫い目が普通に出ている。さらにボタンホールも縫ってみたが、意外と綺麗に縫える。
純正ボビンケースでボタンホールを縫う際、角の穴に糸を通して縫うと綺麗になると説明書にも書いてあり、こういう理由からも純正でないと綺麗に縫えないと言われているようだが、私としてはこれで全く問題ないんじゃないの??と思ってしまったのです。

一般垂直釜での縫い模様
ボビンケースが純正でも、ボビンが普通の家庭用11.5㎜だとサイズが合わずにケースの中でボビンの音がキュルキュルと言うらしいが、これはボビンケースもボビンも11.5で統一され、さらにボビンはプラスチックのため軽い、となると音も静か。

この条件で普通に縫えるのなら、純正ボビンケースを買わなくてもいいのではないかと思ってしまいました。とはいえ、何となくちゃんと揃っていないと気が済まない性格なので、ebayにてジェネリックと思わしきベルニナ用ボビンケースが安く売っていたので購入しました。ところが、届いてみたら写真とは違って、普通の家庭用ボビンケースでした。
やられたぁ!!と思いましたが安い物なのでクレームしたり、送り返したりするのも効率が悪く、評価でその点記載して終わりにしました。この普通のボビンケースは他のミシンで使えるのでまあいいかと納得したのです。

そして未だに1090用に純正ボビンケースは購入していませんが、これをメインで使うわけではないし、普通に縫えるので、しばらくこのままにしておこうかという感じです。
ホリデーヌを中古購入し純正ボビンケースがない場合は、普通の家庭用垂直釜ボビンケースに、プラスチック11.5cmボビンであれば案外うまくいくかもしれません。
1230でもこの一般ボビンケース+プラスチックボビンのセットでやってみましたが、問題なく縫えました。(全ての縫いを試したわけではないですが)

上記はベルニナCBフックに一般垂直釜ボビンケースを使ってもいいという事ではないです。実際にこれを使い続けるとどうなるかはわかりません。一応縫えるという事実をお伝えしただけです。

2014/05/25

100円ショップの糸セット、糸付プラスチックボビン

エメラルド183を買うまで、現在殆どの家庭用ミシンで採用されている11.5㎜厚プラスチックボビンを使うミシンを持っていなかった。
だから100円ショップでよく売っている、何ともお得なこの糸付ボビンセットというのを知ってはいたが、買う事はなかった。ボビン12個に既に糸まで巻いてあるなんて安くて便利だなーとずっと気になってはいた。
エメラルド183を買ったので、試しに買ってみることにした。
ついでに上糸用に50m巻の22色のセットも買って、合計200円(税抜)


100円のボビンはボビンケースの中で動いてよくないとか、100円のセット糸はすぐ糸切れするとかいう声もあるようですが、自分が使った限りでは特に問題ありませんでした。
ボビンもメーカー純正のものよりも精密さに欠け、やや形状が違う のかもしれないけど、それほど品質にこだわりがなく、家庭内で使用する分にはこれでも十分なのではとも感じました。
(使うミシンにもよるでしょうから、全ての条件でうまく行くかはわりませんが)

以下、左側の青っぽいのがエメラルド183についていたもの、右が100円の糸付ボビンです。

自分も他のミシンではこの糸はあまり使っていませんが、水平釜プラスチックミシンでこだわりがないものには、安いので使ってしまいます。

テレビショッピングなどでミシンを買うと、12色や24色糸セットがついているものがあるが、品質的にはこの100円ショップの糸セットと変わらないのではないかと思う。だから、万が一返品した場合もセット糸は返品不要となっているものもあるのかと。

●追記●
糸が既に巻かれたボビンはいくつか使ってみると、糸巻がゆるかったり、巻き方が不揃いで釜の中で絡んでしまうことがたびたびありました。
ボビンの糸は内側から順に外に重ねて巻かれているのが普通ですが、100円の糸付ボビンはそうではないこともあるようで、ボビンの糸を引っ張ると巻かれている糸の内側に入り込んでいたりしました。
ミシンで手順に沿って下糸巻きをしたときにはこういう事はないので、どういう巻き方をしているのか不思議です。やはりボビンには自分でミシンを使って巻いた方がよさそうです。






2014/04/26

各社各様、十人十色。フットコントローラーの違い

前回の続きです。
フットコンそのもののの形状はさることながら、差込口もメーカーによって様々です。

YC-480の一般的な差込口
●YC-480  
一番メジャーなのが、YDK・山本電気製モーターにつけるYC-480。ジューキのロックミシンもこのタイプが多いようです。

ただし、YC-480でも差込形状がいくつかあるようなので、購入が必要な場合は事前要チェックです。また、YC-18Sという型を使っていた古いベビーロックのミシンでもYC-480 が使えるとのことです。



●YC-485 
JUKIのHZL-7800とJUKI SPUR25はYC-485・丸型1ピンフットコンです。
このYC-485もモノによって差込口の形状が違うので購入時にはチェック要です。
ちなみにシュプールでも90や98のころは電源と一体型なので違う形になっています。
YC-485 JUKI SPURのフットコントローラー
YDKのものは割と多くのメーカーで使われていますから、YDKのものを使っているミシンは今でも比較的購入しやすいです。
一方で海外メーカーや一部のメーカーはメーカー独自の形状のものも多く、それらのいくつかを紹介したいと思います。

■ベルニナ
ベルニナのフットコンの差込口は他のメーカーとは互換性がない特殊な形をしています。ホリデーヌのころまでは平型2ピンです。これは1090、1230、1240から1050も同じ形です。どれも電源コードは別です。ホリデーヌ1050のフットコンは1230のものよりは幅が狭く小さ目です。
ベルニナ旧型・ホリデーヌ用
アクティバ、ビルティオーゾ、アーティスタなどはノートパソコンの電源のように丸い1ピンタイプで、これは現行のミシンでも同様の形のものが使われているようです。
新型ベルニナ、現行も同様
■ハスクバーナ
ハスクバーナ(エレクトロラックス)もかつては電源一体型で私が買った6690も一体型。
80年代のプリズマシリーズあたりまでは一体型だったようです。
その当時からハスクバーナは幅広で大き目のフットコンが多いようです。

最近のものはこういう感じですっきりキレイな形になっています。丸いドット模様がいいですね。
ハスクバーナのフットコントローラー
■ブラザー
ブラザーの人気機種、ヌーベルクチュールの古い機種(型番TA3-B625, B626, B627など)で使われていた電源一体型のフットコンはもう売っていないようで、ヌーベルでフットコンが接触不良などで使えなくなった場合は入手が困難なようです。
フットコンがないと使えないので、モーターごと変えてしまって、汎用のYDKのフットコンを付けられるように改造しているものも見かけます。
ブラザーも今はコンピューターミシン、職業用ヌーベルともに1ピンのものが多いみたいです。


かつて使われていたものの今はもう製造販売していないものは電源一体型のものが多いです。
新品は売っていなくても、国内外を探せばこういうものもどこかでは見つかると思いますので、フットコンがないため使用をあきらめているミシンがあれば、ジャンクの部品取りや海外のサイトなどで探すのがいいでしょう。


●●好きなフットコン●●
個人的に好きなフットコンNO1はベルニナ・ホリデーヌ用のものです。。
実際踏んだ感じと足元での安定感、加速の滑らかさや思い通りに動いてくれるという点に関してこれ以上のものはありません。
以前書いた一針縫いをかかとで出来ることが気にいっています。
アクティバ、アーティスタなどで使われている現行のものも操作感は同じですが、やや小さいので私の大き目の足には旧型のホリデーヌタイプのものがしっくりきます。

シュプールのもいいですが、プラスチックで軽いので安定性に欠けます。また加速がなめらかとは言い難く、ごく平均的なフットコンです。
他のものも特に使いにくいというものはないので、ベルニナだけが突出している感じです。

今はJUKIの家庭用エクシードシリーズや、シュプールの一部機種で、フットコンで糸切ができるものもあるようです。踏面も大きくなかなか使い勝手がよさそうです。
ただ、自分は糸切を足でする必要を感じない(そもそも自動糸切はなくてもいい)ので、別になくてもいいかな~。
JUKIは一針縫いが手元ボタン、糸切はかかとで踏むということで、現行ベルニナとは逆ですね。
自分はベルニナのようにかかとで一針縫いできた方がいいです。





2014/04/25

ジャノメのフットコントローラー 

私がジャノメ・エクセル815購入した当時、いくつかオークションに出品されていましたが、最も綺麗そうだなと思ったものは、フットコントローラーがついていないものでした。

動作確認もできていないということでしたが、きれいに使われていたのがわかったのでそれを買うことにしました。きっと電源さえ確保できれば動くだろうと考えたのです。
そんなことなので、動かすためにはフットコントローラーを別に見つけなくてはなりませんが、運よく815に使えるフットコンが出品されていたので、心置きなくフットコンなしの815に入札し落札、すぐにフットコンも購入しました。

こういう時に困るのが、そのミシンにはいったいどのフットコンが対応しているかということがすぐにはわからないということです。以下にジャノメの歴代フットコントローラーを紹介します。

ジャノメ・電動ミシン用 平3ピン型

直線ミシン・HL2-350は平型3ピンです。
350に限らずトピアなど70年代までのジャノメ電動ミシンはこの形を採用しているようなので、もしない場合はこれらのものが流用できます。
長方形ではなく、差込口の片側に切り込みが入っているのが特徴です。






ジャノメ・815の平4ピン型


815のフットコン差込口は平型4ピンです。
これは当時のジャノメ電子ミシンに採用されている形です。

こちらも片方に切り込みが入っています。






コンピューターミシンの初期型(メモリアやメモリークラフト)は平型5ピンのようです。
電動が3、電子が4、コンピューターが5と段階的に一つずつ増えていくみたいですね。

80年代前半まではフットコンと電源コードが一体型になっていますが、この後(80年代中盤あたり)から電源コードが別になり、フットコンも軽量化し形状も変わっていったようです。

メモリークラフトの後継、センサークラフトシリーズでは丸型3ピンになっています。電源コードは本体と一体型になりました。
こちらの形はその後モナーゼなどの電子ミシンでも採用されています。

現在はジャノメも1ピンのものが多いようです。
また素材はプラスチックの軽いフットコントローラーが主流のようですが、80年代までは金属製の重いものでした。

今回はジャノメのフッコントローラーについて触れましたが、フットコンはメーカーや発売時期や機種によって差込口の形状が異なりますので、動かなくなった場合、なくしてしまって購入したい時も形状をを知っておく事が大事です。

その他のメーカーについては次回書きたいと思います。


2014/04/18

ベルニナミシンの貫通力

ベルニナはよくBOX送りによる送り力があり、貫通力もあるミシンと言われています。
確かにその通りで、ホリデーヌシリーズなんかは音が静かな割に職業用と同じくらい貫通力があるのではないかと思います。
これは欧米で盛んなミシンキルトで厚地縫いのニーズがあり、それに対応するため貫通力が備わっているという文化的背景もあるようです。

実際ベルニナの貫通力ってどれくらいか、耐久テストでもしてみたいところですが、そういう無理をして壊してしまっても嫌なので、実行はできません。
ただし、以前ベルニナの付属品としてついているプラスチックの補助板(厚地の縫い始めで押えが斜めになる時、押えの下に入れて使う板)を間違って針下にしてしまったことがあったのですが、この厚いプラスチック板を難なく貫通してしまいました。
一瞬ヒヤっとしたのですが、14号の普通の針で問題なく突き抜けて元の針位置に戻ったのです。
これには驚きました。針が折れたり曲がったりしなかったのです。こんなものも針が貫通するんだと。板も割れずに小さな穴が開いただけだったのもビックリでした。

ベルニナ付属品、プラスチック補助板
一番右の先、針が貫通した穴

















実際いくつかのベルニナを使ってみた感覚として、ホリデーヌ系の方がアクティバやヴィルティオーゾよりも貫通力があるような気もしますが、プラスチック板を貫通したのはアクティバ130でしたし、このシリーズも結構貫通力があるのは間違いありません。


2014/04/12

ベルニナ #55ローラー押え

1050は厚地に強いので、靴づくりに使おうと考えたのは前回書きましたが、そんな中ベルニナのアタッチメントのカタログで見つけたのが、ローラー押えというもの。

これがあれば、針板・押え周辺を腕やポストミシンに近い形にできるので?と考え、海外のミシンショップから購入。日本で買うと高いので、送料を考えてもこちらで買った方が安かったのですが、待てど暮らせど来ない。
何度か問い合わせて、3週間後くらいに到着。これ以外にも部品を買ったのですが、一部注文と違う部品が入っていて、また連絡して、その間違っていた部品は最初の注文から2か月後くらいに届きました。こういうのは海外通販ではある程度覚悟しないといけませんね。
早い事もあるので、必ず時間がかかるという訳ではありませんが。

そしてこの#55ローラー押え買ってみて気づいたのが、左基線でしか使えないということ。
こういう情報はベルニナのサイトには載っていません。


ということは靴用ミシンと同じ状況を作ろうとして買った直線針板は使えません。多分送り歯から針が離れてしまうからでしょうね。
しょうがないので、生地が落ちないように自分で5㎜くらいある針板の穴を、左の針落ち部分だけ残してテープで塞ぎました。手作り即席直線針板です。


使ってみた感想ですが、普通に縫うなら革でも基本押えで問題なく縫えるので、そちらの方が縫いやすいです。ただし、手前が開いていて見やすいので、その点ではこちらの方がいです。



※追記
上記の方法でテープで塞いだだけでは糸がテープにくっついてしまい、下糸が絡んでしまう事がありました。粘着性のないものを貼り付けて、右側の穴をふさぐ形にしないといけない事に後に気付いたのでした。

2014/03/23

繕い縫い。ソックスはなかなか買わない。

ミシンを買って経済的に最も効果があったのが、繕い縫いをするようになった事、補修・補正を自分で出来るようになった事である。

もちろん、布や革や資材を買ってきて自分で鞄や服などを作ることもいいのであるが、これについては安く良い服がいくらでも手に入る昨今、生地が意外と高いので、思ったより経済的な効果はない。
一方、既にあるもののサイズを変えたい、古い大き目の服を今の流行の小さ目、細めにしたい時などに非常に役に立つ。

そして、私はミシンを買ってから一回もソックスを買っていない。子供のころすぐ靴下に穴が開くので、母親が靴下の穴を縫ってくれたが、それが何となく嫌だった。綺麗になっていればいいのだが、どこか不恰好で、貧乏くさい気がして新しい靴下にしてもらいたかったものである。
が、今は違う。お気に入りのそこそこ値段も出して買った靴下が、すぐにかかと後ろがすり減って裂けたり、指の先に穴が開くことがある。ミシンを買う前まではそれをしぶしぶ捨てていた。しかしお気に入りなので何となく寂しい思いをしていた。

ミシンを買ってからは全てこの穴に繕い縫いを施している。この時に役立つのが、ベルニナ・ホリデーヌ系についている繕い布枠という部品。


これに靴下を通し、刺繍枠の要領で穴部分をこの枠にかけ、フリーアームにして3点ジグザグで繕い縫いをしていくのだ。時間もあまりかからない。

実例紹介

手順

結果

エレクトロラックス(Husqvarna)6690の英語の説明書にも’Darning Socks’ソックスの繕い縫いのページがあった。その時はどうやるかイマイチわかりにくかったので、やっていなかったが、RCM1230 が来てからは“穴が開いたらすぐ補修“をしている。おかげで靴下代がかなり節約されているし、お気に入りの靴下が長く履けて本当に嬉しい限り。大活躍の繕い布押えなのでありました。

Viking Husqvarna 6690のDarning Socksのページ
RCM-1230繕い縫いのページ

以前は海外でもソックスを繕い縫いしていたんですかね。最近のミシンはどれを買ってもソックスの繕い縫いの説明ページはあまりみかけません。ベルニナも繕い布枠が標準装備だったのはホリデーヌシリーズまでで、最近のものにはついていません。水平釜でアームが太くならざるを得ないのでソックスをアームに通すのが難しくなったのもあるかもしれませんが、やはり生活の変化ですかね。

なお、繕って長く着るという精神は今や忘れられそうになっていますが、とても大事な事だと思います。「繕う」事の良さは無印良品のフリーペーパー、くらし中心のNO10で特集されています。
http://www.muji.net/img/lab/booklet/pdf/lab_booklet10.pdf

ここに出ているプロの仕事ではなくても、自分で出来る繕いで長く愛着を持ってモノを使い続ける事ができることをミシンが教えてくれました。

2014/03/22

ミシンでらくらくボタンつけ

エレクトロラックス6690君にはボタン付けのモードがついていた。2.5㎜とか3㎜くらいに標準設定はされているが、ふり幅はボタンによって調節するようになっている。これ最初見た時は感動した。ボタンを家庭用ミシンでつけられるなんて、と。

でもこの機能、模様選択に入っていなくても、ドロップフィード(送り歯下げ機能)がついていて、ふり幅の値を設定できる家庭用ミシンであればどの機種でもできる事です。
最後にふり幅を0にするor直線縫いを選択して数回止め縫いすればいいです。

なお、縫い終わった後ボタンと布の間に糸を入れて、ぐるぐるやって結ぶということもソーイングのテキストに書いてありましたが、私は面倒なのでいれていません。

ハスクバーナはこのボタン付け機能を結構多くの機種で採用しているようで、標準付属部品の中にボタン付けをするための部品がついています。
それがこれ、ボタンと布の間に空間を作るためのものです。
これは縫い初めに送り歯が斜めになるときにも、補助板として使えるのでとても便利です。
また、ジャノメはじめ日本メーカーにもボタン付け押えがついているものが多いです。
左がハスクバーナのボタン付補助板 、右がジャノメなどのボタン付け押え
もちろん、アタッチメント豊富なベルニナにもボタン付け押えNo:18があります。オプション扱いなのでいつか購入できればと思っています。

                         

2014/03/20

奥深いミシン針の話

針って日本ではオルガンが一番有名ですよね。オルガンと言えばサン・サーンスのオルガン付という曲が好きなので、それをBGMに今日はミシンの針の話です。



純正の針というのは各社出しているようですが、ほぼ市販品と変わらずパッケージだけ変えてあるものが多そうです。とはいえ、純正のパッケージって嬉しいですよね。

私もベルニナの針ケースがカッコよくて好きだというのは既に書きました。ベルニナはシュメッツ針推奨ですが、純正針はシュメッツのものとやや長さが違うそうです。
ベルニナ純正針セットは針の号数をミックスしたのものと、同じサイズだけ5本10本と入ったものがあります。

ちなみにハスクバーナもシュメッツ。ハスクバーナのミシンを買うとシュメッツのパッケージのまま入っているようです。やはりヨーロッパではシュメッツなのでしょう。シュメッツの針ケースも好きですが、オルガンのこの緑の入れ物も好きです。こちらはJUKI HZL-7800を買った時ついていたものです。
左がシュメッツ針(台紙は代理店により異なる。) 右はオルガン針の薄い紙パッケージ
職業用や工業用ミシンなどに使うDB丸針もオルガン、シュメッツのものが一番手に入れやすいです。少し前ニット用のボールポイントSPも買ってみましたが、まだニットを本格的に縫っていないので使っていません。革・レザー用も専用針があります。

ベルニナの説明書・針の説明
そして針の号数はアメリカ・日本とヨーロッパでは数字が違います。シンガーのミシンを手本としてきた日本はアメリカと同じ号数です。

数字が小さくなると細く 9号がEU65、10号が70、それより太いものは11/75 12/80 14/90  16/100  110/18 120/19という感じです。(殆どの方がご存知の事と思いますが、念のため。)

日本の家庭用ミシンでは16号まで対応しているものが多いです。
ベルニナの説明書では110,120も記載されているので、ベルニナではより太い針も使用できそうです。尚、ベルニナの一部説明書に110~120は18~20番と書かれていますが、針販売ページの対応表では120は19だと書かれています。
http://www.andomishin.com/mishin-rekisi.htm

また、ミシン針を使用する時に困ることは、針に書いてある文字が小さすぎて何号の針かわかりにくい事です。明るいところで見れば何とかわかるのですが、拡大鏡を通してみないとわからないこともあり、それを解決してくれるのはオルガンの針。14は赤、11は黄色といった具合に軸部分の色分けをしてあるものがあります。9は青、16は緑です。
これは本当にストレスなく使えますので、シュメッツ推奨のミシン以外ではやはりオルガンの色つきが便利です。

なお100円ショップで買える針もオルガンと同じ11は黄色、14は赤のパッケージに入っています。針には色が入っていませんが。
左が11号、右が14号の針
最近シュメッツの色つきも見つけました。
これ軸のやや下あたりにちょっと色がついているみたいです。これは青色14号。他のサイズの色は忘れましたが、シュメッツに色つきはないと思っていたので意外でした。