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2014/07/21

Two in One の使い心地と侮れない実力

このミシンが発売された当時は家庭用ロックミシンが今ほど出回っていなかったので、説明書にも家庭用ミシンと「工業用ロックミシン」が一つになったと書かれています。
2本でも工業用という触れ込み。今や5本糸まである時代ですが、この10数年でロックミシンは4本糸差動送りが主流になりました、本縫いや家庭用ミシンなんかよりは格段に進化していると言えるでしょう。
今はロックで2本と言えば、何となく物足りない気がしてしまいますが、端かがりという目的は十分に請け負ってくれます。
ロックの縫い目はこんな感じです.。
このミシンは家庭用の普通の70W モーターだから、ロックにしたらそれ程スピードは出ないのではと思っていましたが、十分なスピードで布を切りながらかがってくれます。
音も今のプラスチックボディのロックミシンに比べて静かです。

いっぽうジグザグミシンの縫い性能ですが、これが企画ミシンと侮るなかれ、単体としてみても安定した運針ときれいな縫い目、さらに思いのほか静かな運転音。
同じジャノメ製電動・電子ミシンの、HL2-350やエクセル815に比べても発売年度が後のためか、かなり静かな感じがします。これがミシンの発展のひとつなのでしょうか。

こちらが家庭用ジグザグミシン側の縫い目。3重縫いも綺麗にできます。
右が普通の直線、真ん中は3重縫い
垂直釜で縫い目も綺麗、ロックミシンがついて、ボタンホールが出来て、フリーアームにもなるし、押え圧調節もある。
普通のミシンとロックミシン2台置くスペースがない人には、これほど要望に応えてくれるミシンはありません。くわえて置く場所はあろうとも、1台で何とかしたいと言う人にもお勧めです。




クルリと回す時、コードにも気を使わないといけないので、やや面倒に思う人もいるでしょうが、慣れてコツをつかめばなんてことはありません。

ニット縫いをしないならこのロックミシンで十分です。
コンピューターミシンに比べるとステッチの種類は少なく、ハトメボタンホールや文字縫いは出来ず、模様縫いも殆どありません。電動のため、針停止位置も指定はできませんし、スピードもミシン本体での調節と制御はできないです。もちろん自動糸切なんてものもありません。

だからってなんだっていうのでしょうか。

そんなものがなくても工夫すれば十二分の働きをしてくれる機械です。このミシンも自分でオイルを注すよう説明書にも記載があります。可愛がってやればやる程、自分の右腕となり、役割をはたしてくれるのです。

これ以上何を望めというのでしょうか。

なによりこのTwo in One 、予想以上の操作のしやすさと使いやすさを持っているのです。傑作といえるミシンです。

2014/07/20

唯一無二。洋裁ミシンの傑作。購入ミシンNO.22 JANOME New Home Two in One DX 

2つの顔を持つと言えばローマ神話の神ヤヌス。
数十年前というか、このミシンが販売されていた当時、流行ったドラマ・ヤヌスの鏡。
昼と夜とで別の顔をもつという女子高生が主人公。昼は優等生、夜は不良少女となり悪事を繰り返す。今ではあまり見られない古典的な設定とストーリー。

そして、2つの顔を持つミシンがこのジャノメNew Home Two in One。

表から見ると普通の電動ジグザグミシン。そしてレバーを捻り、裏を返すと2本糸のロックミシンが顔をのぞかせる。

くるくる回るのも昔のドラマのオープニング映像ではよくあった。おそらくターンする丸い台の上に乗った俳優を、下でスタッフが一生懸命に手で回していたはずである。何ともアナログな苦労が報われていた時代の話。
とにもかくにも、このミシンもレバーを持って手で回せばロックになり、ジグザグミシンに戻りとなるのである。

こんなミシン、他にはありません。少なくとも私はこれ以外に見た事がありません。技術的な問題で日本でしか作れなかったことや、コストの問題で、今はもうこの形のミシンは姿を消しました。ジャノメのミシンも殆ど台湾で製造されている今、これを作れる技術者がいないそうです。

このシリーズは、Two in Oneの他にも、Combi(コンビ)という名前でも販売されていました。販売店用と直営店用で名前が違ったとか。とはいうものの、コンビは殆どが水平釜のものです。筐体デザインもコンパクトで色もパステルなどの軽い印象。

私が買ったTwo in Oneは垂直釜です。


その点も私の好みにぴったりですが、色もベージュと黒。頑丈で頼りがいのある見た目です。
Two in One は直営向けではないので、ジャノメではなく、ジャノメが買収したアメリカのミシンメーカーNew Home のブランド名で販売されていたようです。ネーミングやモデル名のややこしさは残念ながら今と変わりありませんね。

ジャノメと言えば、私が持っているエクセル815では、直線を選択したら、針板の穴が直線用に小さくなる機構や、刺繍機がなくても刺繍が出来るという謳い文句のセシオなど、ジャノメしか作れないミシンが多数あります。
コンビ・Two in Oneシリーズも今後なかなか出てこないようなミシンで、ジャノメの実力を感じさせます。

デザイン的には好きではなくても、つい欲しくなるミシンが多いのです。
このTwo in One はデザインも結構好きですが。