2014/06/14

生地端の処理

ソーイングを始めた頃は、生地端をどのように縫うのか、ジグザグやロックミシン処理以外はほぼ知らなかったのですが、いろいろやるにつれて一つ一つ覚えてきました。
既製品を買っている頃は縫い目や処理の方法なんてそれ程気にかけていませんでしたが、今は既製品でもこれはどう処理しているのだろうと気になってみることが増えました。

今回は生地端の処理について、自分の頭を整理する意味でも列挙してみたいと思います。
---この他にもありますが、以下はよく使われるものです---

●三つ折り、二つ折りなど
 これは三巻よりも幅が広め、パンツやスカート、ワンピースの裾などによく使います。

●三巻縫い。
 シャツやハンカチなどの端を綺麗に細目に縫う時に。専用の押えを使うと綺麗に縫えます。

●折り伏せ縫い
 シャツやパンツなどの脇などによく使われています。
 覚えてしまえば簡単なので、ラインを綺麗に描くように縫うことが出来れば、とても良い処理の
 仕方だと思います。

●割り伏せ縫い
 折り伏せ縫いは片側に倒すが、割り伏せ縫いは2枚の布を左右それぞれに倒し、端を内側に
 折って見えないようにして縫う。

●ロックミシンやジグザグ縫い
 これが一番一般的ですが、縫い目が裏で外に出ています。ドレスシャツやドレスパンツなど、
 高級なものはあまりロックやジグザグが見える状態にはなっていないです。

●バイアステープ、バインダーでくるむ
 これも覚えてしまえば難なくできるようになります。専用のバインダー押えがあればそれを使えば、生地を巻き込むように縫ってくれます。テープは市販のテープを使うか、生地を斜めに切って自分で作ってもいいです。その際バイアステープメーカーというのを使って作る事もあります。

なお、前出のMARNIのパンツの中を見てみましたが、殆どの生地端をテープでくるんでいました。
カジュアルパンツでも、ロックでそのままという事はありません。この辺が価格に反映されているんですかね。安めのカジュアルショップで買ったものはロック処理が多いです。

文化ファッション体系1「服飾造形の基礎」の生地端の処理について説明したページの一部





0 件のコメント :

コメントを投稿