ミシンを買って間もないころ、シャツをつくった話は書きました。
シャツに向いた薄手の生地が安く手に入ったので、前回全然うまく作れなかったシャツを改めて作る事にしました。
参考にしたのは前回と同じ「男のシャツの本」。この中のNO1のベーシックなシャツ。
型は既に写し取っているものがあるのでそれを使いましたが、以前よりも型をちゃんとするために、まずは切った型紙に縫い代の幅○○cmなどと書き込んだり、布目を入れたり、パーツ名や細かい部分も書き込んで修正しました。
前は布を切る大きささえ象って裁断すればいいと思ったのですが、それだけではダメだといくつか経験してわかりました。
改めて本に書いてあることを確認しつつやってみたものの、イマイチ書いている手順説明や図がわかりづらいことを認識。
前回は何も服を作った事がない状態だったので、理解できなかったのかと思ったのですが、その当時よりも知識もついて経験が増した今でも、同じように作りづらさを感じてしまいました。
この本、他のソーイング・型紙本に比べても、工程のページが少なすぎます。
イメージ写真とシャツの説明がメインで、作るという事は二の次になっているような印象です。
型紙を付けていくつもの種類のシャツを掲載しているのですから、もっと工程説明が必要です。
一つ作って覚えてしまえば後は応用が利くので、一つだけでもカラー写真で工程を説明してあるものがあるか、白黒でもいいので端折らないで説明が書いてあればいいのですが、それがないのでかなり不明瞭です。
例えば、折り伏せ縫いと縫い代について、他の本では、初心者もわかりやすいように、殆どの縫い代を1cmで統一して、2枚縫い合わせた後、片方を半分の0.5に切って、1cmの方でかぶせて折り伏せ縫いという方をしていたりしてわかりやすいです。
一方、この本では縫い代が2cmだったり、0.7だったりしてわかりづらいです。どこの部分が何センチの縫い代かをイチイチ確認しなければならず、理解するのに時間がかかります。
接着芯を貼るパーツもそれが表か裏かなど、モノクロの図と小さい文字に目を凝らさないとわかりません。
図もこれで合ってんの?と思いたくなるような箇所がいくつかありました。
これは私の認識違いかもしれませんが、図の表とか裏とか、誤植??と思わせるような部分もあり。。。。
縫い代のバリエーション、工程のややこしさなどを考えると、もうこの本を見ながらでは作りたくないです。パターンはシルエットが綺麗だと評判ですし、その通りだと思うのですが、いかんせん作りにくいのです。
作り方を覚えるという点では、たとえビジュアルが気に入らないとしても、クライムキさんのシャツの本が最適です。これであれば、工程もわかりやすく説明してあり、初心者でも学びながら作っていくことが可能です。この方の本は基本的に実際に作っている事がわかり、普通の人が家で作る時にやりづらい部分を考慮し、うまく作るコツなんかが書いてあります。
一方、男のシャツの本は読者が家で作るという事を想定して書いているのか疑問です。どこに気を付ければいいかわからず、自分で何とかするしかないです。
今回のシャツをほぼ作り終わった後に、ふと文化ファッション体系のメンズウェアⅠにシャツ作りについて書いてあったのを思い出しました。確認するとP72~P82にシャツの作り方・縫製手順が詳しく書いてあったので、これを見ればよかったと後悔。
作り方も今後は自分なりに手順を整理し注意書きなどを書き加えて、自分用のノートでも作った方がいいのかもしれませんね。
パターンも自分で引けるようになればと思っています。
今回作ったシャツはこれ。
グレーと白でバイカラーにしてみました。
こんにちは
返信削除素敵なシャツができましたね(^^)
メンズシャツ、パーツが多そうでなかなかチャレンジしようという気にはなれないのですが…
ハナシ人さん、スゴイです!!
ところでネットの型紙ショップなどはのぞかれたことがありますか?
私自身多くの型紙屋さんを利用したことはないのですが、パターンレーベルさんのレシピはとてもわかりやすいですよ。
図入りですし、説明もとても丁寧です。
メンズはシャツとTシャツのみですが、ご存じなければ一度ご覧になっては?と思います。
なかなかミシンに向かえないのですが、完成した時の気持ちは格別ですよね。
私もそれに向けてがんばりたいと思います。
まなさん、またコメントありがとうございます。シャツ褒めてもらえてうれしいです(^^)
返信削除パターンレーベルというものを全く知りませんでした。レディースの服やその他のものもベーシックな感じでいい雰囲気ですね。手芸屋なんかでもパターンは売ってますが、レディースしかないと思っていたので、メンズもあるなんて貴重ですね。
今回作ってシャツも大体作り方がわかってきたのですが、また困ったらここのパターンも考えてみたいと思います。