2014/06/21

ヴィンテージシンガー 購入ミシンNO18 シンガー15-90

ついに手を出してしまいました。黒ミシン、アンティークミシンと言われる領域の古いものを。
それが、シンガー15種ミシンです。



こちらはおそらく、型番、15-90だと思います。思いますと言うのはあまりはっきりしないからです。説明書を探したところ15種は15-88,15-89が一緒になったものにリンクがはられていて、買ったものと形状がほぼ同じ。88は足踏みミシン、89はハンドホイールがついていると書いていて、これは電動。パーツリストも88、89、90が共通で、画像検索しても90に似ているので、買ったものは90だと思っているという事です。
15-91も似ていますが、こちらは右後ろのモーターが内包されるように隠れているので、これとは違います。
いずれにしても、15クラスは改良を重ねてきましたが、形状やデザインが似ています。

シンガーミシンの場合、ボディに刻印された製造番号を見れば、どこの工場でいつ作られたものが簡単にわかります。WEBに公開されているPDFファイルを参照すればいいのです。

私のものは1936年製で、スコットランド・クライドバンク工場で作られたものです。
クライドバンク工場とともに、シンガーの本拠地アメリカ・ニュージャージー州エリザベス工場製のものが多いようです。

説明書も英語版であれば、ネット上で簡単に手に入ります。Vintage Sewing Machineのコレクターやフォーラムが海外には一定以上存在するためです。説明書も時代を感じさせる雰囲気があってとてもいいです。

まずは念入りにボディの拭き掃除をして、駆動部に注油。
輸送中に衝撃で到着時モーターの取り付け部分の片方が壊れて折れていたので、もう一方のネジだけしっかり締めて、かろうじてモーターが安定する状態になりました。

モーターはイギリス製の純正SIMANCO表記のもの。


購入した直後は油が切れていて、下糸巻時に針駆動を解放する部分がどんなに力をいれても回りませんでしたが、油を注して1,2日経ったら、スルッと回るようになりました。
駆動部への注油も何度かに分けて行うと、さらに滑らかにミシンが動くようになってきました。

直線の縫い目はとてもきれい。直線しかできないので、針の動きが安定しているためでしょう。
ステッチの長さを変えても、問題なく縫い上げていきます。

音もカタカタカタ、と足踏みとも似た何とも愛らしい響き。超高速とはいきませんが、十分な早さで縫う事ができます。

厚地も今のミシンより対応していて、押え圧調節、上糸調節、縫い目長さ調節、返し縫レバー、送り歯ダウンなど、今の職業用ミシンなどの直線ミシンと変わらない機能も持っています。

ちなみに、1889年に初めて電動ミシンを生産したのは、シンガー社です。
自分の買ったミシンが1936年製とわかった時も驚きましたが、それよりもはるか前に電動ミシンがあったと思うと感慨深いと同時に、驚きを覚えました。自分が思っているよりも100年前の世界には色々あったのだと。

鍵付の木製ケースも風格が感じられます。 時を刻んだものだけが醸し出す佇まいです。

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