普通に直線を縫っているだけなのに、ビロ~~ンとしてしまうのです。家庭用ミシンにある伸縮縫い(細いギザギザ模様)もいいのですが、ニットの裾など表から見えるところは何となく直線にしたいもの。
自分はニット生地はあまり縫わないのですが、カットソーやTシャツなどの丈を短くしたりするときにたまにニットを縫います。
最初はあまり気にしていなかったのですが、ある時伸びやすいカットソーの丈を短くしたら、本当に直線の裾のライン-------が\_____/な感じの裾になってしまいました。
真ん中がビロ~~ンと長くて不恰好になったのです。
もちろん差動付4本糸ロックミシンで裾を仕上げてしまえればいいのですが、ロックを使うと裾が直線縫いになりません。こんな時カバーロックがあるとニット地の裾上げや袖も簡単に市販品のように仕上げられるのですが、それを買うお金があったらカットソーやTシャツがたくさん買えてしまうので、あまり使わないものにそんなに出費はできません。
カバーロック兼用のロックミシンもあるようですが、これもまた高いです。
これは何とかしないと、と思っていて、ネットで、家庭用ミシンでニットを縫っても伸びないようにする裏ワザを説明してくれているページがありました。
紙やすりを押えの下に入れて縫うやり方なのですが、以前発見していつかやってみようかと思っていたのですが、なかなかその機会がなく、数か月。
暑くなってきたので、半袖カットソーの裾上げをする際にやってみたのです。
押えの下に、紙やすりのザラザラした面を下向けにして、布に合わせる感じにしていたのですが、縫い合わせる際、上の布はヤスリでホールドされるのですが、どうも下の布は伸びていっている感じで、うまく出来ませんでした。
殆どのページでは押えと布の間にヤスリ下向けという、やり方でやっていたのですが、自分の場合これでは2枚目(下)のニット生地がホールドされていないので、どうも曲がったり伸びたりしている気がしてうまく縫えませんでした。
ヤスリを下向け、押えの下に入れた時 |
針は左基線にして、ヤスリは針落ち位置に重ならないようにして右から入れることで、やりやすく、より効果が得られると思います。
やすりを上向け2枚重ねのニット生地下に |
紙ヤスリ以外にも、紙を一緒に縫う方法もありますし、伸び止めテープを貼って縫うというやり方もあります。
伸び止めテープを使うやり方が一番いいとは思いますが、それがない場合は紙やすりは100円ショップにも売っていますので簡単にできます。
繊細な生地は細目で、粗めの重い生地であれば粗目で、いずれにしても生地を傷つけない程度の紙やすりを使えばいいと思います。
その他、ニット用の針、レジロンなどの伸縮性のある糸なんかがあれば尚良いかと。
※紙やすり(サンドペーパー)を使う方法はニット以外では、縫いずれを防ぐためにも使えるようです。文化ファッション体系「服飾造形の基礎」にも縫いずれを防ぐためということでヤスリを押えの下で下向けにして使っています。
HZL-7800の回にコメントした者です。
返信削除ハナシ人さんはニットのすそ上げまでしちゃうんですね! すばらしいです!
ところで、先日HZL-7800でニットを縫ってみました。
押さえ圧を弱くしたら、ほぼ気にならない程度に縫えました。
コンパクトミシンで縫ったときにべろんべろんに伸びたのがちょっと波打つ程度で、スチームアイロンで整えたら気にならなくなりました。
コンパクトミシンの時は上送り押さえとかを使ったりもしたんですが、やはり伸びました。
ロックミシンを持ってないので、家庭用ミシンだけでどうにかならないかと私も検索してサンドペーパーを使うのを発見して試してみたいと思っていた矢先の今回の記事でした(^^)
ところで、上送り押さえ。
ミシンに負担をかけるとも読んだことがあるのですが、ハナシ人さん目線ではどう見られますか?
HZL-7800ではまだ試してないのですが、押さえ圧を弱くして、さらに併用するときれいに縫えるんでしょうかね?
機会がありましたから、お話が聞けたら嬉しいです。
まなさん
返信削除またコメントをいただきありがとうございます。ニットを縫うのに押え圧は重要ですよね。
最近その意味がやっとわかりました。
実はまだ上送り押えを使った事がないんです。キルトもしないし、革を縫ってもすべりが悪いと感じた事がなくて、上送りを使ってみようとならないんです。
私も同じく上送りはミシンの負担になるというのを目にしたこともあってどうしても必要な時以外は使うつもりがないです。。
・革にしても先にのりやボンドで貼っておく、すべりが悪いものもしつけをしておいたり、ピンをしっかりとめておくなどで、上送りがなくてもちゃんと縫えたりします。
・上送りが標準でついているものもありますが、手元の操作にも邪魔で視界も悪くなるという意見もあり、自分は小さな標準押えが好きです。
・HZL-7800は標準で上送りがついていますが、基本性能と標準押えが優秀なので、それほど必要がないのかなと思ったりしてます。
上送りは、キルトをする場合やすべりが悪いベルベットなどの生地に使うと効果的ということですが、自分はそういう用途で使ってはいないのです。
結論としては、あまり自分の用途には必要ないですが、中綿入りのもの(キルティングのコートなど)を縫う際には使ってみたいかな、というところでしょうか。
ハナシ人さん
返信削除お返事ありがとうございます。
用途って、大事ですね。
私は子供服にメインに使いたいので、今後不安なのは薄手のニット地などでしょうか。
内側が化繊のキルティングでアウターも考えているので、それもやや心配ですが。
>HZL-7800は標準で上送りがついていますが、基本性能と標準押えが優秀
とうかがって、確かに、そうなのかも。と思いました。
これで不足がなければ上送り押さえは使わなくても問題はないのかもしれません。
ニットを縫うならロックミシンを買えばいいようなものですが、欲しいとは思うものの実生活を考えると置き場所や使用頻度など金額に見合いません^^;
先日の青のロックミシン、すてきでした。
HZL-7800の時のようにロックミシンともいい出会いをしたいものです^^
今の家庭用は伸縮縫いや点線ジグザグなんかもありますし、紙を入れて縫う、伸び止めテープなど薄いニットも工夫すれば家庭用ミシンでも大丈夫ですよ。キルティングを縫うなら上送りも活躍するかも
返信削除しれませんね。
ロックや職業用は早く仕上がるのがいいですが、自分はできれば1台の家庭用ミシンだけで作りたいです。ロックを持っていてもそう思います。
本当に必要になった時には、きっといいロックとも出会えますよ!