2本でも工業用という触れ込み。今や5本糸まである時代ですが、この10数年でロックミシンは4本糸差動送りが主流になりました、本縫いや家庭用ミシンなんかよりは格段に進化していると言えるでしょう。
今はロックで2本と言えば、何となく物足りない気がしてしまいますが、端かがりという目的は十分に請け負ってくれます。
ロックの縫い目はこんな感じです.。
このミシンは家庭用の普通の70W モーターだから、ロックにしたらそれ程スピードは出ないのではと思っていましたが、十分なスピードで布を切りながらかがってくれます。
音も今のプラスチックボディのロックミシンに比べて静かです。
いっぽうジグザグミシンの縫い性能ですが、これが企画ミシンと侮るなかれ、単体としてみても安定した運針ときれいな縫い目、さらに思いのほか静かな運転音。
同じジャノメ製電動・電子ミシンの、HL2-350やエクセル815に比べても発売年度が後のためか、かなり静かな感じがします。これがミシンの発展のひとつなのでしょうか。
こちらが家庭用ジグザグミシン側の縫い目。3重縫いも綺麗にできます。
右が普通の直線、真ん中は3重縫い |
普通のミシンとロックミシン2台置くスペースがない人には、これほど要望に応えてくれるミシンはありません。くわえて置く場所はあろうとも、1台で何とかしたいと言う人にもお勧めです。
クルリと回す時、コードにも気を使わないといけないので、やや面倒に思う人もいるでしょうが、慣れてコツをつかめばなんてことはありません。
ニット縫いをしないならこのロックミシンで十分です。
コンピューターミシンに比べるとステッチの種類は少なく、ハトメボタンホールや文字縫いは出来ず、模様縫いも殆どありません。電動のため、針停止位置も指定はできませんし、スピードもミシン本体での調節と制御はできないです。もちろん自動糸切なんてものもありません。
だからってなんだっていうのでしょうか。
そんなものがなくても工夫すれば十二分の働きをしてくれる機械です。このミシンも自分でオイルを注すよう説明書にも記載があります。可愛がってやればやる程、自分の右腕となり、役割をはたしてくれるのです。
これ以上何を望めというのでしょうか。
なによりこのTwo in One 、予想以上の操作のしやすさと使いやすさを持っているのです。傑作といえるミシンです。
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