2014/04/05

よくある話じゃないか。 職業用ミシンの誘惑。

リッカーRZ-701購入後、一端落ち着いたかのように見えたミシン購入への情熱。一定以上の家庭用ミシンを持ち、ロックミシンを手に入れた後、多くの人がその誘惑と魔力に取りつかれるものがあります。
それはもうお分かりの職業用ミシンです。
家庭用の倍近い針のスピード、貫通力、一体それはどれほどのものなのかと頭を支配するのです。もうこうなったら止まらないのがいつもの事です。検索、検索の始まりです。

職業用と言えば私の一番の憧れはJUKIのSPURです。ただしこれは中古でも高い。テーブルや膝上げなど付属品がついているものはおろか、初代SPUR90ですら動作確認をされているものは結構な値段になります。さらにSPURは型によっては中国製もあり、あまり中国製は評判がよくないという噂も目にしました。現行SPURも中国製のようですが、今は年数も経て中国製造でも問題はなさそうです。ただし、製造を移行した当時は調整にばらつきがあり、あまりよくないとか。
これらはあくまで噂ですが、そういうのを目にすると何となく日本製が欲しくなります。

となると、価格を考えるとブラザーのヌーベルクチュールでもいいか、と思い検索。そうするとなんだかブラザー・ヌーベルも良く見えてきたのです。
ブラザー・ヌーベルは薄地にも強く、薄地の場合は下針機能があるとか。また名前が非常にいい、Nouvelle Couture なんと響きのいいフランス語。
ただし、ヌーベルクチュールは同じモデルでも赤、青、黒と色が様々あり、赤はあまり自分には向いていないので、青か黒、でもこの青もあんまり好きじゃないと思い、黒に照準を定めるが、なかなかいいのが見つからない。さらにヌーベルにはBUNKAと書かれた文化服装学院で売られたものやAKITA SPECIALなるコラボレーション品もあるようで、こちらもいくつか出品されていたが、Nouvelleという名前に魅かれているので、あまり欲しくはない。ジューキCompanion5000などもブラザーが作っているようでヌーベルと同じ形でこちらは黒がメインなので、これもいいかと思ったり。。。。。。 

ということで職業用でもあれやこれやで本当に迷う事しきりだったのです。職業用といえば、SPURが一番売れているようですが、それと肩を並べるのがブラザーヌーベルでどちらもそこそこ長い間売られています。また、シンガーもフリーアームになり差動送りもついたニッチ市場を狙った職業用を出していたようですし、ジャガーはかつてVELVET MT303などの職業用ミシンを販売していたようです。こちらも茶色で渋い風貌です。

ジャノメは長年工業用と似たようなボディの763型などを出していたようですが、完全なポータブル型の職業用を出したのは最近のようで、767がコスチューラとして売り出され、その後780や直営店モデルのHSなどを出して今やSPUR、NOUVELLEを猛追しているとか。
ジャノメの高速直線ミシンは、軸受にベアリングを使用していて、スピードも上記2社の1500針/分に対して1600針/分と早い。さらに厚地でも一番の貫通力を誇り、針板も工業用と同じ半円状のものを使用しているため、多くの押えやアタッチメントを使える何とも魅力的な職業用ミシン。(ジャノメ的には高速直線ミシンと定義しているそうですが。)

ただし、やはり見た目を優先してしまう私は、職業用と言えばSPURかなと思っていたので、結局購入できたのもSPURでした。
思いのほか、状態のいい中古が手に入りました。工業用DB針使用、ワイドテーブル、ニーリフターもついていて、元箱付の日本製SPUR25SPです。 JUKIロゴと機種名が青く入っているので一番の理想的なものです。


実際の使用感は次回。

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