この生地は100円で見つけたもの。さらに資材も紐とハトメなどで実際の材料費は200-300円くらいです。革は以前鞄を作った時の残りの革です。
やや厚めの生地ですが、左はSPUR25、右はBERNINA 130で仕上げました。
その時に参考にしたのが男のエプロンの本。以前同じ嶋崎さんの男のシャツの本を紹介しましたが、このエプロンの本も作る前から購入していて、学校でエプロンを持参する必要があったため、この型紙本が役に立ちました。実際に作ったものは型紙を一部アレンジして、左のものはポケットと紐を革に変えて作りました。
この本はシャツ以上に私の好きな本です。なぜなら本の雰囲気・質感がシャツよりもとても温かいもので、色も何とも言えない深さがあるからです。くすんだような色で構成された本はアンティーク感があるというかとても愛おしく感じるのです。今後ずっと持ち続けていても愛着がさらにわいてくるのではないかと思えます。アウグスト・ザンダーの写真集のようでもあります。
この本はいわゆるキッチンのエプロンをあまり想定していません。
どちらかというとクラフトマン、職人のエプロンです。
だから男としてカッコいいと感じるのです。仕事に時間と情熱を傾けたものが醸し出す自信。
そこから漂う、空気、そういうものがこの本からは感じられます。
なかなか自分でエプロンを作る必要がない人も、写真集としても楽しめます。
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