2014/04/22

直線時針板が変形! 購入ミシンNO14 ジャノメ エクセル815

HL2-350という直線ミシンを買ったあと、だんだんと興味が出てきたジャノメ。家庭用ミシンシェアNO1だけあってミシンはジャノメと決めている人、親子代々ジャノメを使っている人なんかも多いようです。一般的に評判の良い機種を多く作ってきて、名機とよばれる歴代ミシンも数多くあります。

調べれば調べるほど多くの情報に遭遇し、一段と気になるようになってきた矢先、70年代のトピアシリーズは今でも多くのファンがいるとの事。発展途上国にも輸出されていて、中古市場で今でも高額で取引されていることがわかりました。

24種類のカムを交換することによりたくさんの模様縫いをできるトピアシリーズ。ジャノメの名機と言われるミシンのようです。
そんな評判から最初はトピアの802と804に興味を持ちましたが、状態の良い品物はそこそこの値段になるので、ちょっと興味本位で買うには価格相場は高め。

一方、トピアの後に出たカム交換式ではないエクセルシリーズは比較的安い値段で購入できる事がわかってきました。
デザイン的にトピアが好きなわけではないので、エクセルに照準を定めました。
エクセルの中でもデザイン的に一番興味を持ったのが電子ミシンでジャノメ垂直釜の最後期モデルの815。
ほぼ同様のデザインと機能を持つ813もあるが、813の青緑の色が強すぎてあまり好きになれなかったので、白&薄いブルーのすっきりした815を購入しました。

私にとって、この815の機能面で最も魅力的な点は、針板の穴が直線選択時に直線用に小さく切り替わる事です。その動きを見てみたくて購入したと言っても過言ではないです。
左が通常時の針板  右が直線選択時の針板
これは本当に素晴らしい機能です。なぜ今、こういうミシンがあまりないのか不思議なくらいです。
薄いものを縫うときにジグザグミシンは布が板の穴下に落ちてしまうという難点があるが、この針板変化の仕組みがそれを解消してくれます。
「そんなの直線用針板に付け替えればいいじゃないか」と言う意見もありますが、いちいち交換するのは面倒だし、万が一直線用針板つけたままでジグザグ縫いを間違えて選択して縫った時の事を想像すると、レ・ミゼラブル、I dreamed a dream。
それならいっそ、直線ミシンとロックミシンを買ってしまえ。そしてボタンホールは家庭用ミシンかボタンホーラーにするかと、洋裁好きのお決まりコースへ突入することになります。

ただし、置き場所や懐具合を考えても、ジグザグもボタンホールなど一通りの事が出来る家庭用ミシン一台ですむならそれに越したことはない。だからこの針板が変化するのはとてもありがたい機構なのです。この機構はジャノメのいくつかの機種に見られるようですが、これは是非復活させてほしいものです。

なお、直線用針板や直線時針板は、「直線用押え」とともに使うとさらに縫いが安定するようです。ただし、送り歯の左右間が直線ミシンより離れているので、その点では直線専用ミシンに分があるとか。

ジャノメさん、かゆいところに手が届くという気配りがあるミシンをたくさん作るのでありました。

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