2014/04/19

電動化足踏みミシン 購入ミシンNO13 ジャノメHL2-350

オークションでたまたま目にしたジャノメのこの機種。ペパーミントグリーンと白のなんとも綺麗なツートンカラーで、曲線的なボディながら頑丈さを併せ持つレトロな雰囲気とデザインに魅かれてしまいました。
このミシンは元々アメリカへの輸出用にデザイン・製造されたものだそうです。だから、世界中の人々が映画を通して憧れた、アメリカが最も輝いていた時代のデザインの要素があり、その生活が何となくですが感じられます。なお、アメリカではこのミシンをはじめ多くのジャノメのメミシンがNew Homeブランドで販売されていました。


それまで買った事なかった足踏みにも使える鉄製ミシン。当然直線のみ。

昔はこんな重いミシンを足踏み台に乗せて多くの家庭で使っていたんだろうなと思いをはせていました。

そしてオークションでは機種名が載っていなかったのですが、リサーチして型番がHL2-350 だとわかり、ジャノメのメーカーサイトで入力して説明書をダウンロード。

さらにいくつかのミシン関連のブログに情報が掲載されていて、昔のミシンながら必要な情報を得ることができました。

このミシンを使って鞄を作っている人や、これを購入したというミシン好きの人のブログをみたりするうちにどんどん興味がわいてきて、どうしても欲しくなってしまいました。

オークションにもいくつか出品されていたので、価格が安めで状態のよさそうなものに狙いを定めて、1,2週間で無事ゲットすることができました。

届いたものを持った時、予想はしていましたが、かなりの重量でした。移動するのも今の重めの頑丈なミシン(ベルニナ・ホリデーヌやJUKIシュプール、JUKI HZL-7800など)に比べても重いと感じます。

とにかく直線だけなので単純な作りですが、上糸調節ダイヤル、押え圧調節、送り歯ダウン、返し縫ボタン、手元ランプなど必要な機能はほぼ揃っています。送りは最大4㎜で、縫い目も直線ミシンなので綺麗に出ます。
ただし、押え圧調節は一番強い設定してもやや緩い感じで、手を添えないと生地が曲がって行ってしまいます。その辺がやや不満です。

厚地もそこそこ縫えますが、電動モーターで速度とパワーが比例するため、パワーを出すためにはスピードを出す必要があります。使い勝手という点ではこういう面が今の便利なコンピューターミシンにはかないませんが、シンプルなので誰にでも使いやすいというのは事実です。

長持ちするミシンを安価で手に入れたい人にはこういう家庭用ミシンもいいと思います。職業用と同じ直線専用ですが、格段に安く手に入ります。私の買ったものはジャノメの純正外付けモーターがついていました。70Wの家庭用の標準的なものですが、これをYDK(山本電気)のより大きなモーターYM-43(90W)やYM-61(120W)なんかに付け替えると職業用と同じくらいのパワーを発揮できるのではないかと思います。(実際にやってみたわけではないので、あくまで想像ですが。)
モーターの付け替えはドライバー1本で比較的簡単に出来そうです。

足踏みミシンにもなるこのHL2-350は何より音がいいです。金属と潤滑油が織りなす、カタカタカタという音が何ともいいのです。「昔懐かしい」というのはこういう音や動きが人間に近いアナログ感覚からくる信頼感なのかなと思いました。


2 件のコメント :

  1. ハナシ人さん
    はじめてビクトルと申します。
    このミシンビクトルの家にも60年前からあります。
    現在85才の母が、若い頃父が買ってきたもののようです。
    何でもやってみたがりの父は、生まれたばかりの姉のロンパースを縫ったそうです。
    このモデルは、足踏み式と電動があったようで、家にあるのは最初から電動だったようです。
    平成の初めごろ手作りがマイブームになって、どうしてもジグザグ縫いができるミシンが欲しくなり職場出入りの蛇の目ミシンの人のおすすめのメモリークラフト5505を購入しました。糸送りが悪くなり、引っ越すとき処分しようかとも思いましたが、なんだか可愛そうで納戸にしまっておくことに。数年前、メモリークラフトも故障し思いきって2台を処分してブラザーの大型刺繍ができるモデルに買い換えようかなと思いミシン屋さんに相談したところ、用途を聞かれ、デニムの裾あげやキルティングを使った小物作りが多いかなぁと。こたえると、「悪いけどブラザーの刺繍ミシンそんなもん縫えないよ。薄い布で作る巾着袋がやっとだ。ディズニーの刺繍だって4回ぐらいやったら終わりだ。悪いことは、言わん今のミシン直しといた方がいい。」と言われて直すことに。修理代は、安いミシンを買うくらいは、かかりましたが、思っていたほどではなく、今はどちらも調子よく動いています。直したとき、「350の方は、特に今後も修理に対応できる。一生使えるから捨てちゃあいかん。壊れるとしたらモーターだが純正は、ないが、社外品ならいつでも対応できる。メモリークラフトも使いやすいミシンだが、フッとペタルと基盤の寿命がある。」といわれました。終活をする時期を迎え、もうミシンを買うこともないと思うので、2台を大切に使っていこうと思います。ミシンに必要な要素をよく考えて見ると直線 ジグザグ フリーアーム大分離れてボタン穴かがりかなと思います。そうしてみると蛇の目の850ってすごいミシンですね。今ミシンを持っていなかったらほしいです。今でも人気があるのが分かります。メモリークラフトのボタン穴かがりは、使いやすいですが、壊れたときのためにボタン穴かがり器を買っておこうかなあと思います。ルビー印の縁かがり器ジグザガーは、最近購入しましたがが、
    なかなか優れものでした。壊れたときのためにもうひとつ買っておこうと思います。

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  2. コメントいただきありがとうございます。
    HL2-350は色、デザインともにかっこよく、今はこういうミシンなかなかありませんよね。鉄や金属でできた足踏みミシンや電動ミシンは丁寧に使っていれば壊れることは殆どなく、半永久的に使えるのがいいですよね。
    メモリークラフトもパワーがあっていいミシンですが、コンピューターミシンはいつ基盤が壊れるかもしれないのが、やや不安ですね。でも、メモリークラフトもそうそう壊れない感じはします。やはり80年代、せいぜい90年代くらいまでの機械は今よりも良い部品を使っていると思います。

    私も沢山ミシンを買って紹介しましたが、今はスペースの都合や、使いきれないとうことを考えていくつかを残して殆ど手放してしまいました。でも、自分に合ったミシン、愛着のあるミシンを大事に使って行こうと思っています。
    是非今お持ちのミシン、大事に使って下さい。どんなものでも大事にしないと、その価値は半減してしまうと思います。

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