日本でのミシンの伝来・普及、歴史や現状を簡単に知るにはこのページが役に立ちます。
株式会社日本ミシンタイムス社
http://mishintimes.jp/mishintimes.html
またこれ以外にミシンの歴史に関して役立つ本・資料をいくつか紹介したいと思います。
皆さんご存知かもしれませんが、日本で最大の図書館、国立国会図書館では著作権の切れた古い本や資料をデジタル化しています。それがネット上で閲覧出来るのです。
また、Google booksもネット上で本の一部、とはいえ結構なページ数が見られます。
●国立国会図書館
「ミシン裁縫全書」シンガーソーイングメシーンカムパニー
シンガーミシンのかつての名機や、その使用方法について触れられています。かなり前の本ですが、この当時から豊富な押えなどがあって今と変わらないくらい充実していたことがわかります。
ただし、この本のP174にあるミシンをポータブルにできる という図は
ちょっと違和感が、、、、、、。この当時のミシンは20KG近くあるので、こんなに軽々と女性が持ち運べません。私が知らないだけで、昔の女性は力持ちだったのでしょうかね。
Google Books
「服飾を生きる: 文化のコンテクスト」横川公子
P148からミシンの家庭への導入について書かれています。
日本にミシンが普及した当時はドイツ製ミシンが主流だったが、シンガーが本格的に進出してから徐々にドイツ製ミシンの輸入量が減って行ったことや、日本のミシン文化の発展において重要な役割を果たしたシンガーミシン洋裁学院についても言及されています。
ネットでは見られませんが、日本の歴史をミシンという機会を通して社会的、経済的に考察した本が以下です。
「ミシンと日本の近代―― 消費者の創出」
アンドルー・ゴードン (著), 大島 かおり (翻訳) 原題:Fabricating Consumers: The Sewing Machine in Modern Japan Andrew Gordon
ちなみにこの表紙はジャノメの1960年の社内報と同じ絵なのですが、明治時代と1960年当時の女性の違いが見られます。髪型、服装も大きく違います。日本がこの間にかなり外国文化を取り入れて生活様式が変わっていったのがわかります。
ちなみに、左の羽子板に書かれているミシンは私も購入したHL2-350です。
以上、ご興味のある方は是非見てみてください。
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