2014/05/30

家庭用ミシンの優秀性

前回、家庭用ミシンに使うサイドカッターについて書きました。これはロックミシンの代わりになるものとして作られていますが、ロックミシンもサイドカッターも本当に必要なのかという事をふと考えました。

つまり、型どおりに裁ちばさみで切って、ジグザグや、かがり縫いをすればいいので、切ながらかがるというのは本当に必要なのかという事。
たしかに、型どおりに切らないで、線に沿ってかがって行けばロックミシンやサイドカッターも有用ですが、普通は裁ちばさみで縫い代までを切ることが多く、切ったものの端をかがる事が多いです。

私はロックミシンがあれば作業時間の短縮という点で便利だと思いますが、自分で作ったものを販売していて毎日のようにソーイングする人でなければ、ちょっとばかり時間がかかるのも大した話ではないですし、結局は大体の事は家庭用ミシン一つで出来るのだと感じます。
私もロックミシンを出すのが面倒なので、ついつい家庭用のオーバーロック縫いで済ませてしまう事が結構あります。ロックもたまには使ってあげないと動かなくなるのですが、家庭用のオーバーロック縫いの模様が結構好きなのです。

職業用はボタンホールもジグザグもできませんし、工業用も用途別になっているので、出来るのは単一の機能で汎用性がありません。
職業用は約2倍、工業用で5~6倍のスピードになるのが最大のメリットです。多くのものを早く安定して作れますが、特定の縫い方しかできません。

そう考えると万能で多機能、1台で殆どの事が出来る家庭用ミシンは本当に優秀だと思います。
何でもできるのは、何もできないのと一緒という意見もありますが、優れた家庭用ミシンがあれば大体の事はできるのではないでしょうか。

だから、あれやこれやと目移りせずに頑丈で適度な大きさとパワーのある家庭用ミシン1台を使ってあれこれ作る、普通の人はそれが一番いいのだと思います。

多くのミシンを興味本位で買ってしまった私ではありますが。。。。。
もし全てがなくなってしまってもこれだけは置いておきたいと思うミシンは、JUKIの職業用SPUR25ではなく、リッカー・ベルニナRCM-1230です。
直線、かがり縫い、まつり縫い、補修、何にしても、これが一番使いやすく欲しい機能とアタッチメントがあり、一番操作しやすいからです。

自動糸切がどうしても欲しい人、便利なので水平釜がいいと言う人、キルトをしたい人、刺繍をしたい人など、人によって好みと用途が違うので、どのミシンがいいかは人によると思います。

現状の自分の使い方ではRCM-1230が一番便利なのです。




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