2014/03/11

ハスクバーナのボビン

ハスクバーナの押えなどの部品は現行のミシンへも流用可能なものが多いです。
そういうところに外国メーカーの継続性、長期視点での企業活動の良さが垣間見えます。今売れればいいというものではないのです。日本のメーカーは10年ほど部品保持の義務があるらしいのですが、そんなのあっと言う間に過ぎていきます。年をとるごとに10年なんてあっと言う間。他の電気製品では10年も持っていないところもあるそうです。その点で山崎ミシンは日本では稀有な存在です。

ハスクバーナのボビンは形が特殊なため入手困難。特にエレクトロラックス名で販売していた当時のタイプのものは、ハスクバーナのミシンを取り扱っているミシン店にいけばあるかもしれませんが、簡単にそんじょそこらの手芸店などでは見つかりません。またネットでもあまり販売していない模様。

ハスクバーナのボビンもいくつか種類があるようですが、6690用のものは、薄くてやや広め。直径は21mm、厚さは7㎜くらいしかありません。普通の20.5㎜×11.5㎜と比べると、とても薄くて繊細な印象に映ります。

ボビンって職業用や工業用に使われる21×9㎜のもの、家庭用でもブラザーの薄めのものやシンガーモナミ用のほか、ベルニナも専用のボビンがあり、いろいろややこしいです。
私が現在持っているボビンはこの5種類。左から●エレクトロラックス(ハスクバーナ)垂直釜用 ●11.5㎜一般家庭用プラスチック ●11.5mm厚金属製 ●ベルニナCBフック用 ●職業・工業用全回転 9㎜厚


まあ、部品の入手のしやすさは家庭用11.5㎜プラスチック製水平釜用にかなうものはないです。こういうのを経験するとやっぱり入手しやすい日本のミシンっていいなと思うのですが、車も同様、外国のものを使うというのはデメリットもあるという事を受けいれて使うものだと思いますし、それを差っ引いても使う歓びがあるのでそれを買っちゃう人はたくさんいるんでしょうね。

チェーンソーやバイクも一流ハスクバーナ、スウェーデン王室御用達企業ハスクバーナ。その王冠をつけたプライド高い機械です。
以上、ハスクバーナのおはなしでした。

0 件のコメント :

コメントを投稿