2014/03/01

尽きる事ないミシンへの興味。こだわりのあるミシンとデザイン

はっきり言って自分が買ったミシンのメーカーには偏りがあります。好きじゃない、興味がわかないものは買いません。自分の購入のポイントはずばり、デザイン・外観です。でデザインにこだわりのあるものはやっぱり中身もこだわりがあると思います。ただのコラボレーションで妙な柄をつけたり、キャラクターをつけたものは本当のデザイン(意匠設計)とは異なると思っています。

 こだわりのないものはパッと見でわかります。マーケティング主体のデザインで、こんな風に可愛くしておけば買う人いるだろうというような裏側が透けた商品は食指が伸びません。で、そういう商品は年数を経れば輝きがなくなってきます。(あれ、人にも当てはまりそうですね。)

 性能がよくても見た目が悪いと部屋に置くのが嫌なので買いません。ただし、自分は買わないけど興味のあるミシンはあります。家電屋で売っているミシンは性能の限界が見えるので一切興味がありませんが、手芸屋に並んでいるミシンの中には、たまにこれ性能良さそうだなと思うものはあります。

 ミシン型番、KM(クライムキさん)とYN(野木陽子さん)となっているジャノメが有名ソーイングデザイナーとコラボレーションしたミシン。買いはしませんが性能はいいのかなと思います。やっぱりソーイングを実際にやっているデザイナーさんがやっているだけあって余計な機能や模様はなさそうですが、必要なものはそろっていて、これらのミシンの持つ雰囲気が好きな一定の層にはお勧めできる商品ではないかと思います。

 
これらは余計なものがない“無添加”の基本に立ち返ったミシンで、コンピューターミシンではありません。コンピューター全盛の時代に電子・電動。そこにはそれなりのこだわりがあるはず。だから嫌いな人は絶対に受け入れないデザインですが、そこは何と言われようとこれでいくという潔さが見られます。機能にしてはやや高額な印象を持つでしょうが、それも他のものと同じではない魅力があると思えばその代金も惜しくないでしょう。

ということで、私の中古ミシン第一号はネットレビューなどでも賛否両論の山崎範夫のミシン、AG-001。かの通販雑誌のロングセラーミシンです。上記KMミシンと同じく電子ミシンです。最近まで電動だとおもっていましたが、速度制御に電子基板を使っているそうです。使ってみた感想は次回と思いましたが、次々回にします。次回はミシンを買うきっけのお話。

4 件のコメント :

  1. 裏側が透けた商品、まさにそんなミシン、持っています・・
    その裏側の意味とてもよく理解できます。
    軽くてかわいいミシン、女性から人気あるんですよね。単純に。

    最近は見かけなくなったですが、ジーンズを何枚も重ねて縫えるって映像・・
    今のミシンは軽くてコンパクトになったのに、
    厚地も縫えるようになったんだなぁって
    イメージが先行してる人が多いです。

    でも縫えません。実用的ではありません・・・とまでは言えませんが、
    「厚地は縫えません」ってはっきり言ってしまいます。
    薄地も重ねれば厚地と一緒。

    きっかけはかわいいでもいいんですが、せめて縫えるミシンが入口にあってほしいですよね。
    安いミシンを陳列しているだけでなく、
    自由に試し縫いできる環境で選択ができればいいんですが。
    あとデザインも女性向けで似たようなものばかり。
    ミシン=女性のものというイメージを払拭するようなクールなミシンをつくっちゃえって思います。

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  2. 今のミシンのデザインって、女性向けと必要以上に意識しすぎていて、つまらないですね。黒ミシンのころは女性が使うものでも、女性だけをターゲットとしたデザインではなかったのですが、今はあざとく稚拙なメーカーの思惑だけが目立つ外観で、ある意味女性の消費者を軽く見ていると感じます。こういう感じのものを作っておけば買う女の人がいるだろうと言うメッセージにも見えます。
    もちろんそういうデザインが好きな人もいるでしょうが、女性も千差万別、好みは人それぞれなので、今のピンクやパステル調の丸っこいデザインが好きな人だけではないはず。こういうのは他の電気製品にも言えますが、昔は女性が使う調理家電も無理に”女っぽい女”のデザインではなかったはず。無印良品の製品なんかもデザインをそぎ落としたものが多いので性別を感じさせるデザインはほぼありません。
    また調味料なんかも主に女性が使いますが、それも無理やり女寄りにしてはいません。安っぽいものはいざ知らず、ちゃんと長期間人々に受け入れられるデザインとは、性別も年齢も関係ないでしょう。キッコーマンの醤油やキューピーのマヨネーズなんか、容器のデザインがあまり変わっていませんが、皆に当然のごとく受け入れられているのがそれを証明しています。

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  3. 月初めにコメントさせていただいたものです。
    直すだけで作る段階ではないんですが、ミシンみてるだけでおもろいです。

    デザイン良ければ機能も良い、ってわかります。
    ヒップな響きですが、ほんとに格好良ければ、あてはまるんですよねー。
    カメラも似てますよね。薄く、もろく、格好悪くなってゆく一方・・・


    ぜんぶ読みたいのですが、モニター越しは慣れてなくて、ちょっとずつ読んでいます。
    ものすごい他人事発言ですが、本で読みたいで、機会があれば本にしてください。笑
    買います!

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  4. デザインも機能もどこかしらにこだわりがあるものの方がいいと、個人的に思っています。ミシンに限らずだんだんこだわりのあるデザインってなくなってきて、このメーカーと言えば、こういう感じで、この機能というモノが少なくなってきているのは残念ですね。 どれも似たりよったりに見えることが多いです。
    携帯電話の時代はまだ見るのが楽しかったのですが、スマホはどれも同じ。タブレットも同じ。ノートパソコンも昔に比べてどれも同じ。作り手も楽しんで作ってないのが伝わってきます。

    モニター腰越しは読んでいて疲れますよね。自分も長い文章読むのはやっぱり紙がいいです。
    だから疲れないようにちょっとずつ読んでください(^ ^)
    内容をまとめて本に出来たらいいですね~。Iro Naganoさんだけでも買ってくれると言ってくれて嬉しいです!ブログを書いてよかったです。

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