2014/03/04

垂直ガマの現存品 IKEAのミシン 

前回、垂直釜のミシンについて書きましたが、最近思わぬところで見つけました。絶滅危惧種のこの形態を採用するミシンを。まさかまさかの大型インテリアショップ・IKEAで。
IKEAには時々行くのですが、この前デスクを買いに行ったところ、カーテンコーナーに私の触覚がピピっと動くミシンがあるではありませんか。ちらっと噂には聞いていましたが、実物を見たのは初めてでした。

お値段ズバリ、8,990円  (消費税8%になり9,247円になった模様)
その後リンクが切れているので、今は販売されていないようです。
出典:http://www.ikea.com/

このミシン、展示品はコンセントがつながっていなかったので、動いたところは見ていませんが、かなりコンパクトでプラスチックボディの軽いもの、カラーリングはIKEAの故郷スウェーデンカラーの青と黄色。可愛さでいうと10点満点で9.5点くらいはとれそうですが、1万円以下のミシン。ボタンなどを触ってみましたが、そんなに長持ちは期待しない方がよさそうな感覚でした。(当然か)

 とはいえ、このミシン製作理由がはっきりとわかる売り方をしているのです。それはカーテンです。日本ではひだ付の布をカーテンレールのフックにかけて使用するカーテンが主流ですが、欧米各国では、気に入った1枚布を各自の家の窓に合うサイズにカットし、裾を縫って使う事も多いです。
 カーテンをかけるのはレールではなくただの棒です。そこに同じ布で作ったループ状の部分を通す形。これをするにはとにもかくにも何でもかんでも、ミシンがあればというところ。もちろん両面テープやアイロン接着シートなどで上げてしまえばそれまでですが、そこはやはり糸で縫っておきたいのが人情というもの。

そのためにミシンを作ってしまったIKEA
それはそれでいいじゃないですか。そのためなら十分に機能するでしょう。そんなに頻繁にご登場いただくわけではないのですから。

調べてみたところ、無印が一時販売していたミシンも垂直釜だったよう。なぜこのような店は垂直釜なのでしょう。そこに何となくこだわりを感じるのは私だけでしょうか。


※日本で使う場合を想定して、IKEAではカーテンレールに掛けられるようなフックも売っているようなので、日本の住宅の窓につける事にも対応しているようです。


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