2014/03/18

変わらないということ。

魅力ある数々のベルニナアタッチメントは長く変わらずに販売されている。ベルニナも一度新型にアタッチメントが変更されたが、旧型のRCMやホリデーヌなどに使うアタッチメントが今でも販売されている。こういうのも有難い。

ミシンに限らず日本のメーカーは最初の特典としてあれこれと使うかわからないものを付けたがるし、機能をいろいろ内蔵して売ろうとする傾向がある。そしてモデルによって付属品の形状が違うのでどれが自分のモノに合うのか購入者はわかりづらい。
一方、海外のメーカーは日本のものに比べれば機能が限られている場合が多いが、基本性能やベースデザイン、ポリシーはちょっとやそっとでは変えない。容易に構造を変化させないし部品も共通で使えたりする。

ベルニナと同じスイスのバーミックスしかり、ミーレの掃除機しかりである。長年ベースのデザインは同じ。
 


高いが長く愛着を持って使えるもので、何年たっても古いとは感じない作りになっている。高くても買ってよかったと思えるのである。
これは何もメーカーだけの問題ではなく、消費者の側にも問題がある。あれこれついたお得に見えるものを欲しがり、古いものを使い続けるより買い替えた方がいいと、どんどん新しいモノを買っていく。
社会全体の問題ですね。

日本でも、最近はダイソンの掃除機、ケルヒャーの高圧洗浄機などが家庭に浸透し、消費者意識もちょっとずつ変わりつつあるのかなと思うが、ノートパソコンやテレビ、スマートフォン、掃除機、冷蔵庫、デザイン的にメーカーによる違いが全くないので、大型電気店に行ってもつまらない。全部同じで選べない。

ガラケーのころはまだメーカーによる特徴があったが、スマートフォンはほぼ一緒。消費者としては選ぶ喜びがない。もっと工夫してこだわりのあるモノを作ってほしいものである。半年に一回新しい商品を出すなんて異常な事だと気づいてほしい。自分たちが折角作ったものに対する冒涜である。


1 件のコメント :

  1. エレクトラロックスの名前が出てきたことにも驚きましたが、もうここで指摘なさっていることは批判の余地はございません。わが家も家電製品から徐々に日本製がなくなりまして、掃除機はミーレとコードレスのダイソンです。日本はモノづくりを会社の利益の為に、途中で放り投げたとしか思えません。今のはもれなく10年で壊れ、部品もなくなるとか業者に聞きました。日本企業には考え直していただきたいものです。ところで、ここを発見してですが、案の定貫徹いたしました。w

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