自動糸切、自動糸調子、自動針穴糸通しの3つの自動機能がついた機種。特に糸調子は布の厚さを感知して上糸の送り量をミシンが調節する完全自動糸調子。標準糸調子を自動糸調子と言っている他社の自動糸調子とは違うようです。(現在は知りませんが、この当時の機種では画期的なものだったようです。)
その上なんと消費電力100W 。
職業用ミシン並みの大型モーター搭載。家庭用ミシンで100Wのものはあまりなく、とにかくパワフルという言葉がふさわしいミシン。
そしてもう一つのお気に入りポイントは日本製だということ。今や日本製の電気製品って見つけるのが難しいくらいなので、何となく嬉しいです。
全回転釜なので、今までの山崎くんとは違う形のボビンが必要だが、付属品にしっかり5個ほど完備。上送り押え、ドロップフィードがない機種なので針板カバー、その他オルガン針(針のグリーンの入れ物も綺麗)。
初期のHZL-7000が発売されてから30年ほどたつが、最新のHZL-7900 までそれほど大きな改良もなく、ほぼ完成形に近いHZL-7000シリーズ。長く変わっていない事も信頼感につながります。
これの上位機種、HZL-9800、9900などの9000シリーズは、個人的にはデザインがいいとは思いませんが、なぜかグッドデザイン賞を受賞しています。9000シリーズは模様縫いの数も多く、文字縫いもできて、大型模様も縫える。そして振り幅は9㎜もあり、横送りなんかもできるらしく、機能的にすごいミシンです。
ただし、9800や9900はどうも釜ギアがプラスチックで破損することがあるようで、その点は中古で買う場合は要注意です。
一方7000シリーズはシンプルで機能が少ない分、不具合や故障もあまりないようです。パワーもあり、故障も少なく、トリプル自動の7800ですが、いくつか難点もあります。
直線は左基線のみ、ボタンホールはスクエアのみ、当然文字縫いはないです。
手元操作でスピードコントロールがついているのはいいのですが、やはり手元ボタン操作ではちょっと縫いにくいと、この当時認識。また、手をちゃんと添えないとまっすぐ縫わないこともあります。手を添えなくてもまっすぐ布を送るミシンがありますので、この点はやや不満なところ。
押え圧調節は一応あります。(ないと思っている人が多いみたいですが、7800には3段階くらいですがついています。)
また返し縫はどうしてもスピードが遅くなります。手元操作の場合は遅くてもいいのですが、フットコンを付けた時でも返し縫いは遅いです。特徴・使用感はこんなところでしょうか。ではまた次回も7800のお話。
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